【現代アートに触れよう!】企画展 『野口哲哉展 this is not a samurai (群馬県立館林美術館)』

21st Century Light Series ~The Tap~
2020 高松市美術館蔵

「これはサムライ、ではない」 他人にレッテルを張らない美術作家

鎧と人間をテーマに、現代性や人間性を問いかける美術作家、野口哲哉のことを、皆さんはご存知だろうか。彼が生み出す多様な文化や感情が混ざり合うユニ ークな作品たち・世界観は、国内外の幅広い層に支持されている。
鎧を着た人物が所在なくたたずむのかと思えば、風 船を見つめたり、空中に浮かんだり、時にはブランドロゴの付いた鎧を自然に着こなしたり。
ユーモラスに 見える作品の中にも、どこか物悲しい雰囲気を帯びており、そこには移り変わる文明の中で、矛盾を抱えながら生きる人間の姿が鋭い視点で映し出されています。
今回ご紹介する企画展『野口哲哉展 this is not a samurai』では、鎧をまとう人々の彫刻 や絵画など、代表作約 180 点で、幅広く支持を集め続ける野口哲哉の作品に込められた優しさと 悲しさ、人間への好奇心にあふれた世界が紹介されています。

今回の大規模な巡回展、東日本での開催は館林会場のみ。
この機会に群馬県立館林美術館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
お見逃しなく!

現代美術作家・野口哲哉について

1980年、香川県高松市生まれ。広島市立大学芸術学部油絵科卒業後、2005年同大大学院修了。「鎧と人間」をテーマに、樹脂やアクリル絵具を使って彫刻や絵画作品などを制作する。主な個展に「野口哲哉展-野口哲哉の武者分類図鑑-」(練馬区立美術館、アサヒビール大山崎山荘美術館)、「中世より愛をこめて」(ポーラ ミュージアム アネックス)、「鎧ノ中デ-富山編-」(秋水美術館)。著書に「侍達ノ居ル処。」(青幻舎)、「野口哲哉作品集~中世より愛をこめて~」(求龍堂)。CHANEL な どの企業とコラボレーションした作品も制作。2016 年、群馬県立館林美術館に巡回した「再発見!ニッポンの立体」 展に5点の作品を出品。

今回ご紹介したイベント情報はこちら!

【会 期】2021年(令和3年)7月3日(土)~9月5日(日)
【会 場】群馬県立館林美術館 展示室 2・3・4
     休館日:月曜日(ただし 8 月 9 日、16 日は開館)、8 月 10 日(火)
     開館時間:午前 9 時 30 分~午後 5 時(入館は午後 4 時 30 分まで) 
【観覧料】一般 830 円、大高生 410 円
     中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者 1 名は無料
【主 催】 群馬県立館林美術館、朝日新聞社
【協 賛】 野崎印刷紙業

詳しくは公式ホームページまで!
URL:http://www.gmat.pref.gunma.jp

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