【伝統行事】赤・白・緑の可愛らしい飾りつけ! 小正月の繭玉が富岡製糸場で展示(17日まで) 豊作と無病息災、今年は新型コロナウイルスの終息も祈る。

伝統行事である繭玉の飾り付け

群馬県富岡市の富岡製糸場東置繭所にて、小正月の風習として伝わる繭玉飾りが、今年も展示開始されている。展示は今月17日まで行われる。

地元養蚕農家を中心とした甘楽富岡蚕桑研究会が製作。養蚕の盛んな地域として知られる富岡市にて、繭の豊作や無病息災、今年は新型コロナウイルス感染拡大の終息を願って、繭玉に見立てた赤や白、緑の可愛らしい団子が飾り付けられています。

この繭玉飾りは養蚕地帯に伝承されている予祝儀礼とされており、その年の繭の豊作と無病息災を祈る小正月の伝統行事として広く知られています。
新しい年の初めには、米の粉で繭の形に見立てた丸い団子を作り、ヤマグワやカシ、ナラなどの木の枝にさして飾り付けます。同じく正月の行事として知られるどんど焼きのときに、枝にさしたまま持って行き、焼いて食べると風邪をひかないと言われています。養蚕が盛んな時代では、それぞれの養蚕農家が競うように多くの繭玉飾りを作って座敷に飾っていたと言われています。

今年のお正月は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、様々なイベントが中止や自粛を余儀なくされ、お正月気分を感じられなかった方も多いのではないでしょうか。感染対策を万全に、小正月の伝統行事『富岡製糸場にて展示されている繭玉飾り』をご覧になられてはいかがでしょうか!

公式サイト:
http://www.tomioka-silk.jp/tomioka-silk-mill/news/detail/id=4071

コピーする