高崎で愛され続ける”あのラーメン”

清仁軒

自宅使いや手土産にうれしい名店の味

高崎の伝説的ラーメン店「清華軒」の味を受け継ぐ「清仁軒」が発売した『おみやげラーメン』が高崎じまんなどの土産屋で好評販売中だ。

自宅で気軽に名店の味を楽しめる同商品の開発をともに手がけたのは、全国各地の名店の味を再現したインスタントラーメンの開発に力を入れる香川県の「アイランド食品」。

1年以上を開発期間に費やし、昨年の11月に満を持して発売にこぎつけた。店主の儘田さんは「遠方のお客さまや、常連のお客さまにも楽しんでもらい、群馬の手土産として広く親しんでもらえれば」と商品開発に込めた思いを語る。

チー油のコクが光るスープ、手打ち風の太縮れ麺を忠実に再現

「せっかくなら、製造会社に任せきりにせず自分たちが納得できるものを作りたい」と細部までこだわり抜き、家庭用とはいえ、スープと麺は何度も微調整を加えながらできるだけ本物に近い仕上がりを追求した。

なかでも苦労したのは「清仁軒らしさ」のひとつでもある、モチモチとした食感が際立つ存在感のある手打ち縮れ麺の再現。手打ちならではの風合いを出すため、太さや厚みにバラつきを持たせる特殊な技術を採用した。「常温商品の場合は、麺の加水率が高すぎると日持ちに影響が出てしまう。麺づくりではモチモチ感よりも厚みや縮れ具合などを調整し、スープと絡んだ時のベストなバランスにこだわった」と振り返る。

「清華軒」ゆずりの清湯スープは、豚をベースにチー油のうま味を利かせた、あっさりとした味わいが魅力。「余計なものは加えない、引き算のラーメン」を忠実に再現した出来栄えにも注目したい。

自宅で楽しむ際は、さまざまにアレンジを加えてみるのもオススメ。「麺を揚げてあんかけ焼きそばにしてみたり、麺だけを使って冷やし中華にしてみたり、太麺を生かして味噌ラーメンにしてみてもおいしいですよ」と儘田さん。いろいろなレシピに挑戦し、これから訪れる冬のおうち時間を楽しんでみては。

清仁軒
高崎市本町117-3
TEL.027-327-3737

掲載元:高崎新聞
URL:http://www.takasakiweb.jp/wadai_cat/16703/

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