【イベントレビュー】G-FREAK FACTORYが主催する音楽フェス「山人音楽祭2021~LOCAL×RHYTHM~」を徹底レポート!

山人音楽祭2021~LOCAL×RHYTHM~」 会場風景

山人音楽祭2021~LOCAL×RHYTHM~

今月4日(土)・5日(日)の二日間にわたり、高崎芸術劇場(群馬県高崎市)にて、音楽フェス「山人音楽祭2021~LOCAL×RHYTHM~」が開催された。例年、ヤマダグリーンドーム前橋(群馬県前橋市)を会場に開催されていたが、今回の開催では新型コロナの影響を受け、開催方法や場所などを大幅な変更を経て開催となった。

イベントの初日となった[DAY1]上州事変には、FOMARE、LACCO TOWER、ROGUE、主催者であるG-FREAK FACTORYと群馬のロックシーンを牽引するバンドが集結。[DAY2]関東事変では、関東からOAU、MONOEYES、HAWAIIAN6、G-FREAK FACTORYの4組が出演した。

群馬愛に満ちた1日に。[DAY1]上州事変

[DAY1]上州事変のオープニングアクトは、FOMARE。
「君と夜明け」をこの日の一曲目として披露。「Frozen」「Lani」と会場をあたため、大人気YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』でも注目を集めた楽曲「タバコ」「長い髪」で観客を魅了した。
アマダシンスケ(FOMARE )は「僕もG-FREAKのファン。皆さんと同じ。今度は俺たちが影響を与える番だ。」と意気込みを語る。最後は「愛する人」で会場を盛り上げ、堂々のステージングで次のアーティストへバトンを繋いだ。

FOMARE 「山人音楽祭2021~LOCAL×RHYTHM~」

この日、2組目のバンドはLACCO TOWER。
人気アニメ「ドラゴンボール超」のエンディング曲としても話題となった「薄紅」を一曲目として披露する。MCでは、松川ケイスケ(LACCO TOWER)が、G-FREAK FACTORYへの尊敬と感謝を伝えた。
2013年に「山人音楽祭」の前身となるイベント「GUNMA ROCK FESTIVAL」に出演したLACCO TOWER。
「最初にG-FREAK(FACTORY)とやってから8年経ちました。(その間)声がかからなくて寂しかったけど、今回声をかけてもらえてすげえうれしかったです。」と語り、今月8日に発表されるニューアルバム表題曲「青春」を披露し、ステージ上で喜びを爆発させた。

LACCO TOWER 「山人音楽祭2021~LOCAL×RHYTHM~」

続くステージでは、ROGUEが登場。
往年の名バンドがロックンロールなナンバーを立て続けに披露した。曲間のMCでは、奥野(ROGUE)が「やっと会えたな。2年も歌ってなかったんだよな。なんだか泣きそうになっちゃったよ。」と久しぶりのステージとオーディエンスに感極まる場面も。
メンバー曰く、主催G-FREAK FACTORY 茂木から熱烈な出演オファーを受けて、今回の「山人音楽祭」出演を決めたROGUE。香川誠(ROGUE)は「しつこい茂木のおかげでこのステージに立てました。ありがとう。」と親交の深さを伺わせた。
奥野らメンバーは、「なんかさっぱりしてるね。もう少しやりたい。」とあっという間のステージを振り返り、最後の楽曲「終わりのない歌」で観客を魅了。続く主催バンドG-FREAK FACTORYへこの日のステージを託した。

ROGUE 「山人音楽祭2021~LOCAL×RHYTHM~」

トリを飾るは、主催G-FREAK FACTORY。
三味線奏者の上原梅弦、香川(ROGUE)と共にインスト曲を披露。
茂木が登場し、映画「お前はまだグンマを知らない」のエンディング曲としても注目を集めたナンバー「REAL SIGN」で会場のボルテージは上昇。続けて、この日出演したROGUEの楽曲「OVER STEP」をカバーした。
MCでは、新型コロナの影響を受けつつも、開催までこぎつけた「山人音楽祭」のスタッフ、そこへ足を運んだファンへ感謝を伝えた。
情熱的なナンバー「Fire」では、激しいパフォーマンスで圧巻のステージを披露。名曲「らしくあれと」では、アマダ(FOMARE)とのコラボレーション。「FOMAREおかえり!」と東京から地元群馬へ戻ったバンドを改めて迎え入れ、名曲として名高い「ダディ・ダーリン」では、観客の心をしっかりと掴んだ。

アンコールでは、「日はまだ高く」を披露。この日の出演バンドや開演前の前説をしたNAIKA MCに囲まれ、茂木が誇る地元群馬への愛が存分に詰まったステージで[DAY1]上州事変を締めくくった。

関東の実力派バンドが集結。[DAY2]関東事変

5日(日)に行われた[DAY2]関東事変、オープニングアクトはOAU。
アコースティックの美しいサウンドを響かせるバンドが、全席椅子有りの高崎芸術劇場を魅了する。「朝焼けの歌」では、茂木(G-FREAK FACTORY)も登場し、盟友のステージを盛り上げた。ラストソングは「帰り道」。大いに会場を盛り上げ、この日ステージを次のバンドへと託した。

OAU 「山人音楽祭2021~LOCAL×RHYTHM~」

続くステージには、サウンドチェック中から、名曲「グラニート」を披露したMONOEYESが登場。
力強いバンドサウンドと圧巻のパフォーマンスに会場のボルテージは早くも最高潮へ。「Free Throw」「Get Up」など、バンドの名曲が観客を魅了した。ステージ6曲目に披露した「Two Little Fishes」では、TOSHI-LOW(OAU)が参加する場面も。最後は「リザードマン」で、会場を大いに盛り上げた。

MONOEYES 「山人音楽祭2021~LOCAL×RHYTHM~」

3組目には、HAWAIIAN6が登場。
バンドが届ける力強いメロコアサウンドと、それに負けず劣らずの熱いMCで会場を沸かした。
ライブハウスをメインに活動してきたバンド HAWAIIAN6。メンバー曰く、「本当に俺たち似合わない。」と今回の前席椅子有りのホール会場に戸惑いを見せつつも、ステージ上では圧巻のパフォーマンスを披露した。

HAWAIIAN6 「山人音楽祭2021~LOCAL×RHYTHM~」

この日もトリを飾るは群馬のバンド G-FREAK FACTORY。
一曲目「SOMATO」から「乞え-KOE-」と、激しいパフォーマンスで会場を沸かす。この日のMCでは、「これが今年できる最大限の山人音楽祭です。」と語り、観客からは大きな拍手が送られた。情熱的なナンバー「Fire」からの「Too oLD To KNoW」で、会場はこの日一番の盛り上がりを見せる。続いて名曲「ダディ・ダーリン」を披露。
多忙なスケジュールを調整し、「山人音楽祭」に駆け付けた出演アーティスト。運営に関わるスタッフへ感謝の気持ちを伝えた。ステージの締めくくりは、「GOOD OLD SHINY DAYS」。

G-FREAK FACTORY 「山人音楽祭2021~LOCAL×RHYTHM~」

その後のアンコールでは、故郷への愛を歌った「日はまだ高く」を届けた。ステージには出演者が集い、イベントの締めくくりとして、茂木が大きなだるまに目入れをして、音楽フェス「山人音楽祭2021~LOCAL×RHYTHM~」は無事幕を引いた。

コピーする