【群馬県前橋】吞竜横丁がリニューアル!呑んで食べて!人と繋がる楽しい横丁がグランドオープン。

歴史ある「吞竜(どんりゅう)マーケット」がリニューアル!

「吞竜(どんりゅう)マーケット」は群馬県前橋市の中心街にある長屋横丁。その歴史は長く、1947年(昭和22年)に市の戦後復興計画に基づき建設された。昭和を感じさせるレトロな雰囲気が人気を博し、今なお多くの人に愛されている。
一時期は「前橋のゴールデン街」とも呼ばれたが、近年は経営者の高齢化が進み、店舗数は激減。
そんな状況を危惧した有志が、吞竜仲店協同組合を結成。2020年秋より「吞竜横丁のリニューアル」を計画した。

リニューアルでは、建物の改修や、屋根を外光が入るように葺(ふ)き替え、壁を洗浄。昭和レトロな雰囲気を壊さないために、外観はほぼ現状のまま、300個近くの提灯(ちょうちん)を吊るした。また、テナントとして入居する店舗の募集などを終えた11月27日、「吞竜横丁」のリニューアルセレモニーは開かれた。
セレモニーは、呑竜仲店協同組合のメンバーや多くのファンが集まった。式典には、前橋市長である山本龍氏も駆けつけ祝辞を述べた。

吞竜マーケット

「吞竜(どんりゅう)マーケット」は群馬県前橋市の中心街にある長屋横丁。その歴史は長く、1947年(昭和22年)に市の戦後復興計画に基づき建設された。大蓮寺の敷地に復員者たちの雇用を守るためにオープンしたという。
焼け野原となった前橋市街地の復興のシンボルでもあり、木造2階建ての住居兼店舗の建物に、多くの飲食店や雑貨店などが並んだ。やがて寺に残る竜伝説にちなみ、いつしか「呑竜マーケット」と呼ばれるようになった。
その後、火災による規模の縮小や、バブル崩壊による経済の打撃を乗り越え、変わらぬ場所で営業を続けてきたという。
昨今は店舗数が減少していたが、今回のリニューアルに伴い多くの飲食店が並ぶ横丁へと復活した。

吞竜仲店協同組合理事長(黒岩千春氏)と前橋市長(山本龍氏)にコメントをいただきました!

同組合理事長(黒岩千春理事長)は、「明るく光が入る屋根に吹き替え、減少してしまった店舗数を回復させることが出来た。ここに来たら飲食店を2、3店舗はしご出来るような環境を目指している。やはり、お客様あっての横丁。きた人が呑んで語って、また明日から頑張れる、そんな暖かい空間になったら良いなと思ってます。」と語る。

前橋市長(山本龍氏)は、「なんと言っても、ここは伝統がある。大蓮寺さんというお寺が市民のために貸し出したことから始まったこの横丁が、今新しく市民の出会いの場、憩いの場になったことが重要です。ここで誰かと出会い、友達になり、また次の店に向かう。そういった人の輪が広がる連鎖のスタートになる場所だと思っています。
今日も、いらっしゃっている多くのファンの皆様が吞竜横丁の価値を発信していってくれると思いますし、楽しんでいる様子を見るとその期待は現実になると感じます。」と今後の発展に期待を寄せた。

飲み屋街・横丁は酔っ払うだけの場所ではなく、お店とそこへ足を運ぶ客によって作られる重要な「出会いや憩いの場」となっている。
昨今のコロナ禍では、飲食店に厳しい状況が続いている。そんな中であっても、感染対策に気をつけつつ、人と人との会話や繋がりが生まれる場所を守っていく取り組みが、群馬を活性化させ、活気を創出するには重要なのかもしれない。

吞竜横丁(どんりゅうよこちょう)
所在地:群馬県前橋市千代田町3丁目9−12
公式HP:https://donryu-yokocho.com

吞竜横丁 飲食店写真

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