山人音楽祭2021×GOOR* 特別対談企画「群馬音楽事変」

新型コロナ感染症拡大による全国的なイベント中止や延期が続いてきたこの2年。群馬の音楽シーンを背負ってきたと言っても過言ではない4組のアーティストが、今年の山人音楽祭に集結する。

今まで決して起きなかったこの4組だけのライブ共演が、何故、山人音楽祭(DAY1:上州事変)で実現したのか・・・これまでの活動と今、そして、これからの音楽シーンに向けて、彼らは何を表現していくのか・・・

コロナ禍の活動や、今年から開催方法を大きく変えた山人音楽祭について語ってもらった。
これは、群馬だけでなく全国の音楽シーンが注目すべき対談だ。

対談企画には、出演する4組のバンドから、主催G-FREAK FACTORY 茂木洋晃、ROGUE 香川誠、LACCO TOWER 塩﨑啓示、FOMARE アマダシンスケ・オグラユウタが参加(敬称略)。

取材・文 / 木戸口 智治
撮影協力 / goody

世代や活動の幅を超えた、群馬を代表する4組が一同に集結した「上州事変」は群馬音楽シーンの奇跡なのかもしれない。

[山人音楽祭2021 上州事変とは?]

茂木:初日(DAY1:上州事変)は、群馬になじみのあるバンドだけで、どこまで会場を沸かせられるのかという新しいチャレンジ。山人音楽祭当日は、群馬に縁を持つ最年少から大先輩のバンドが1つのステージに集まる。この4組で同じ日を過ごせるって、今までなかった。
それぞれのバンドが強いカラーを持っていて、このカラーって原色に近い。当日、それが上手く1個の色になったらいいなと思ってます。
やっぱりチャレンジをしたい。群馬県のフェスには、GBGB(ジービージービー:ROGUEがホストバンドを務める音楽フェス)があったり、I ROCKS(アイロックス:LACCO TOWERにより立ち上げられたロックフェス)がある。今のコロナ禍で、フェスは何が出来るかを見せる。そこが、山人音楽祭2021一番の狙いです。

香川:俺からしたら、他の3組のバンドは若い世代のイベントをやってる人達。
山人音楽祭も、I ROCKSだってそう。だけど、僕らが開催しているGBGBだったりは、僕らの世代ぐらいの人たちに提供するイベントだった。
山人音楽祭っていうのは、最初大嫌いではないんだけど、中嫌い程度だったんだ(笑)
G-FREAK FACTORY 茂木は、高校の後輩だそうなんだけど、めんどくせえのがいるな(と思った)。そんなに後輩とは思ってなかったんだけど、同じ群馬で音楽のイベントをやっていて、フェスがスタートした頃もちょうど同じ頃なんだよね。群馬のメディアとかもみんな茂木たちの応援しててさ、邪魔でしょうがなかったんだよ(笑)
その後に、茂木とは仲良くなるんだけど、それは、地元安中の食堂を紹介してくれたから。その時にすすめてくれたメニューを今日も食いに行ってきたんだよ。うまいもんが好きで、それを他人に惜しげもなく紹介する奴に悪い奴はいないって思うね。

一同:なるほど。
茂木:聞いたか?ブッキングは胃袋だよ(笑

香川:今回、俺は一人でも出ようと思ってた。でもできればROGUEでってオファーだったから、最初、奥野(ROGUE、Vo)に確認したんだけど返信こないんだよ。パラリンピックの閉会式ですら悩んじゃうようなうちのボーカルだからさ。
それで、茂木が僕に言ったことを伝えたんだよ。そしたら、「ローグでやるの?」って返事が来て。「できれば、ローグが望ましいかな。」って返したら、2日後ぐらいにOKってスタンプがきた。
普段、奥野が俺のお願いにOKする時なんて、3ヶ月後くらいに返事くるんだよ(笑)

一同:すごい。。。

茂木:でも、奥野さんが出てくれるって聞いた時、「まじっすか!?」って本当にびっくりしたよ。

香川:奥野が出るって言った時は、俺も山人音楽祭って凄いなと思ったね。

塩﨑:今回の山人音楽祭は、開催方法を変えていたり、コロナの影響によって去年開催できなかったというストーリーがある。今回出演を決定することについては、いろんな人と話しました。
山人音楽祭に誘われたアーティストが、出演可能ってみんな即答したと聞いて、多分このイベントの熱量や、やってる人の真剣さであったりを、全部踏まえて即答したんだろうなあって想像しましたし、、、このメンツが集まるっていう意味が本当にすごいことだって思いましたね。

生ライブというエンターテインメントが消えた約2年。
それでも、音楽もバンドも消えなかった。

[コロナ禍の音楽活動で何を思いましたか?]

アマダ:俺らは、本当にコロナ禍の真っ只中でメジャーデビュー(2020年11月)したんです。バンドとしても、人生としても、物凄く大きな階段をコロナと歩んだと思ってます。
コロナ禍で、今までのライブが出来なくなってしまって、当時のメジャーデビューは、FOMAREにとって、より技術的なこと、曲の内容、ライブへの動員数的にも一つ階段を登りたかったので、すごく居心地が悪く、不安もありました。
インディーズの頃はライブハウスでライブをして、それを基にCDを買ってもらうスタイルだったし、もみくちゃでやってたライブハウスの状況が変わってしまった。でも、それがなくなって、最初からデジタルで配信というスタイルに変わってきたことがコロナ禍のFOMAREにとって大きな影響でしたね。

塩﨑:コロナ禍のフェスというところで言えば、去年の I ROCKSは開催延期したんですよ。チケットを売っちゃってるし、ステージも全部発表していた。コロナの影響を受けて、出演者・スタッフ含め見通されてるものを一度キャンセルしたんです。
しかも、コロナ禍以前の形では、フェスの開催が難しくなったりもして。密を避ける為に色々なことを考え直して、日程を5日間に変更しました。それを、今年の4月と5月でなんとか割り振って開催できたんですけど、払い戻しやキャンセルを含め、様々なところでコロナの痛手は感じました。
そういう意味でも、本当に多くの物がひっくり返ったというか。今までのデータが通用しないからこそ、考え直さないといけないなって思いましたね。

茂木:コロナで全部の価値観が分断化していく中で、やるのも正解だし、守るのも正解だけど、群馬ってローカルなものの中では、大事に思うほど無理にやってはいけないと思った。
俺だけじゃなくて、周りとかにも影響が出ちゃうことを考えてた。結局、やらないが1番正解になるし、スポーツの大会は密でも開催されてたけど、、、

アマダ:コロナ禍でも音楽だったり芸術をもっと求める人が多いと思ったし、日本でも認めて欲しかったけど、東京から帰ってきた時は群馬の方がすごく気をつけてる人が多いと感じました。

香川:僕はさ、やっても客が来ないんだから、やってもさ・・・って思ったんだよ。それにさ、ミュージシャンって言われてる人いるでしょ。ミュージシャンってさ、そもそも何の保証もないんだよ。何の補償もない中で勝負してる。
そういう人たちがさ、政府が何もしてくれないって言い出したんだよ。僕はそのダサさったら、堪らなくてさ。不満を言い出した連中に不満だったよ。
要するに、売れる売れないとかは全部タイミング。だって、みんないい音楽やってる自信があるわけでしょ。下世話な話で言えば、自分は売れると思ってる。
じゃあ、売れなかった時に、そもそも誰に八つ当たりするんだろうと思う。本人の力不足だよ。時代が悪いとか言ったって仕方がないでしょ。でも、周りの人が補償されなくて、、、なんて言い出したのを見たときに、俺冷めちゃってさ。

茂木:俺は、ミュージシャンではなくバンドマンだと思ってるんだけど、なんだろ、フェス文化みたいなものが、多くの人をそういうふうにしてしまったと思うんだよ。
例えばフェスのステージで、その30分だけいい顔できれば、成立しちゃうような時代というか。その30分だけをやり過ごせればって。そうすると、この30分にやる曲がだんだん育っていく。そして、それ以外の曲と温度差が生まれてしまう。
ここまでなら良い。でも、この次にはフェスで映える曲を作ろうとするんですよ。そうなれば、もう末期ですよね。本来、バンドにあるものを崩さずにフェスに出るはずなのに、フェスに合わせていく。
それは『本質』ではなくて『方法』。フェスで映える曲作りの『方法』になってしまう。結局、こういう世の中(コロナ禍)になると、『方法』に特化したバンドは耐えられなくなる。
『本質』がないバンドは、結局『方法』だけに振り回されてブレるから。その一方で、ずっと『本質』をやり続けたバンドって、コロナでもビビらないし、一点のブレもない。

香川:僕ら自分がデビュー時はバブルの時だから。世の中がピークだったからっていうのもあるけど、今のみんなにはもうこれは仕方ないって思って欲しいよ。僕だってチャックベリーの時代に生まれてたらって思うけど、そういのも時代のせいにはできないじゃん?

茂木:俺だって、ROGUEを知らなかったらバンドやってないかも知れないもん。でも、こんな大先輩と酒飲んで話せてるとかさ、今でもROGUEというバンドをやり続けてくれててさ、しかもそれを大事に丁寧にしてる姿を見ててさぁ・・・ブレてないんだよ。

香川:まぁ、生き残りゲームなんだよ。22歳でデビューしたんだけどさ、当時、自分よりも上手い人・かっこいい人がたくさんいたんだ。
でも、例えばバイトが忙しいとか、実家に帰んなきゃいけないと言って、どんどん篩(ふるい)から落ちていく。それでも生き残るとデビューできたんだよ。
要するに根性比べだね、だから、このコロナなんて最大の篩(ふるい)だよ。完全な生き残りゲーム。そんな時代にデビューしたり音楽するってすごいよね。俺が売る側だったら様子見る?って言っちゃうかも。

茂木:こんなタイミングでメジャーデビューって可哀想だなって思うけど、俺たちもコロナで2年歳とっちゃったから、まぁまぁ可哀想だよ。(笑

香川:あと1年かどのくらいかでまた普通にライブがやれるようになったとして、その時に残ってるのは誰?って評価に変わるんだと思う。
ライブハウスはお客さん来ないと商売にならないから応援しようとも思うけど、俺らが出ようとお客さんが来なきゃやっていけないじゃん。それで潰れしまう店もある中の生き残りゲームで残ってる店もあるしね。今後は残ったライブハウスとバンド同士がやっていくしかないんだよ。

それぞれの時代をそれぞれの目線で生き抜いてきたからこそ。
群馬と音楽と共存できる。

[群馬のバンドや音楽シーンの今やこれからをどう思っていますか?]

茂木:群馬のバンドってこのコロナ禍でも解散するって聞かないよな?

塩﨑:他の県と比べると、負けず嫌いっていうか、群馬のバンドって、「群馬から来ました。」ってよく言いますよね。北海道だろうが九州だろうが「自分たち群馬から来ましたんで。」って。
それって、地元を背負っている感じがする。だからこそ、群馬のバンドは打たれ強いなって感じます。このコロナ禍で、少し悩む時期をもらってもいいと思うけど、みんなガンガン発信していますよね。

アマダ:きっと、G-FREAK FACTORYやLACCO TOWERが、I ROCKS、山人音楽祭で若手が目指したいって思えるレールを示している。その目標があるから、俺ら10代20代のバンドが県外でも頑張れる。その2バンドが居るからこそ、「群馬のバンドだ。」って言う誇りや、繋がりもすごくあると思う。

茂木:俺が思うのは、個人、バンドの幸せってそれぞれによって違うし、それが群馬というくくりになって何が1番面白くて格好良くて楽しいかってことを考える。これが関東、日本になっていくことが音楽の面白さでもあるし。でも、フェスは(群馬で)一個で良いんじゃないかってのも思う。
俺らはいつまでもやれないしね。

香川:一個で良いよ。(笑
さっきさ、G FREAK FACTROY、LACCO TOWERがいるからって話が出たけど、俺らの時は最悪だったよ。先輩とかいなきゃ良かったと思ったよ。だって、先輩がいなかったら、当時俺らが先頭だったんだから。今の若いバンドにもそう思って突き進んで欲しいよね。
だから、誰かのフェスがどうだとか、先輩たちが作ったレールがとか言ってたら結局それぞれにやらなきゃになっちゃうし、そういうのを考えずに群馬のバンドがもっと頑張ってくれたらそれで良いんだよ。

茂木:そうですよね。俺は、コロナ時代になってローカルの圧勝だと思う。
今まで音楽業界は東京一点集中型だったと思う。ローカルから突然変異的なムーブメントが起きても、いろんなメディアが邪魔してぶっといものにならなかった。でも、今は東京でなきゃダメなことがなくなってきた。
だから、群馬から東京じゃなくて、東京から群馬っていう流れになっても良いんだよ。

香川:そうだね。俺もさ、東京出たから群馬が良いって思ったよ。それは、東京から見た群馬は音楽シーンだけではなくて、人もそうだし環境が良いなって思う。みんな頑張ってよ。(笑

一同:笑

群馬で開催されるフェスとは何か。

[群馬で開催されるそれぞれのフェスにはどんな思いがありますか?]

塩﨑:そもそも、I ROCKSをやろうと思ったきっかけとして、大きいのは群馬ロックです。
G-FREAK FACTORYっていう先輩が、群馬を拠点にやってるバンドとして群馬ロックフェスを開催した。でも、俺たちは群馬のバンドなのに、なんでそこに呼ばれないのかなってとこから始まったんです。
それなら、自分達で開催しようと。もう、本当単純に悔しかったからっていうだけです。その悔しさの反動で行動に移したとこもあったりしました。
その時期はいろいろな事があって、覚悟決めて会社にしました。2012年に始めて、2013年は会社になり、2014年から開催です。群馬で開催というのは、ある意味でそういう先に走った先輩にかなり刺激を受けてます。

茂木:俺にとっては、NEW ACORSTIC CAMP(ニューアコースティックキャンプ:群馬県利根郡みなかみ町にて開催される音楽フェス)って目の上のたんこぶだったんだけど、今年感じたのが、お客さんがフェスを信じてて、主催者がお客さんを信じててさ。
疑ってる人は来なくて良いっていうシンプルな良いものが出来上がってて、俺はなるほどなぁって学んだっていうか、一緒にやりたいって思ったし、疑いから入ってくる時代の中でオンラインだけではなくて、ライブは信じることから始められるから、その一つの点がフェスで良いんだよなぁって思ったよ。

塩﨑:ちょっと前までお酒も飲めない状況だったのが、こうして対談できることが感慨深いし、俺らがフェスやった時は、楽屋の写真でマスクしないだけでバッシングを受けたし、この半年で状況は変わってきたなって思う。
けど、しっかりコロナ対策もやるだろうし、会場も着席スタイルで施設の設備もしっかりしてるだろうから、今回、フェスと言いながら4組でのライブってそもそもしっかりしてるって思う。
あとは、さっき言ったように来る人もそれを信じて来てくれるだろうし、俺らもこのオファーに乗ったから、やるだけです。
I ROCKはやって良かったし、俺らが開催して怪我してたら他のフェスもやれなかったかも知れなかったけど、この2、3年って、人生の半分をラッコで過ごしてきた中で今回の開催は大きかったです。メンバーやスタッフとコミュニケーションが増えたことも良かったと思うし、大きな意味があったと思う。

香川:2バンド(G-FREAK FACTORY・LACCO TOWER)とも音楽フェスを開催していて、プライドも十分ある。俺はそういうプライドは今はないよ。元々から音楽フェスやろうと思ってやってなかったしさ。
奥野(ROGUE、Vo)が障害者になったから何かしようと話してて、居酒屋を作ればいいのにって言ったら、いやあ、行く車がないんだよねって始まってさ。それなら、車買って寄付しようと思ったら、500万もするわけ。これは厳しいなって言って、じゃあどうしようか。「GBGBだ。」って始まった。そういう意味では音楽フェスをするエネルギーの度合いが少し違う。
本当は、GBGBっていうのはどんな形でも良くて運動会だっていいんだよね。フェスのかたちではなくて、何をやったって、車椅子やエアーベッドを買って寄付できましたっていう活動で良いと思ってる。要するに、GBGBはそういう活動そのものが開催する理由だからね。
だから、群馬の人にロックを根づかせるとか、そういうコンセプトじゃない。フェスってのは、来た人が明日から、また来年の開催まで1年頑張ろうって思うとかに意味があると思う。GBGBは、そこにもうちょっと違う意味をつけてるフェスだと思う。

茂木:今回、山人音楽祭の開催を決めたのは、単純に今年9月も来年も会場を抑えてるけど、コロナの影響から開催が無理だなぁと思った時に、できる、できないの前にやろうとしていない自分が嫌だった。萎えてたんだと思う。
でも、濃い内容のことをやれば自分も含めて納得できると思ったし、俺の場合はやることが1番格好良いと思った。着席のライブはやらないって決めてたのに、それをやることも挑みになると思ったんだよね。
今年の山人音楽祭はこの上ないハードルで全部挑戦だと思う。まして群馬っていうくくりで集めたことも。

アマダ:それで言うと、俺が気になっちゃうのは、群馬の若手ってたくさんいる中で、なんで俺たちなんだろうって思ったし、お客さんも気になってると思う。嬉しいっすけど。(笑

茂木:まぁ、俺らの近くにいるからじゃん(笑
アマダ:それだけで完結できるならそれが1番嬉しい!(笑

茂木:LACCO TOWERはホールライブについては俺らより長けてるし、それを俺らにバチバチに来て欲しいね。お互い正解だと思って違うベクトルでやってきたこれまでも確認したいし、これからも音楽でやりあえる関係にもなれると思うし。
あと、それを全部やって来たロックスターのROGUEとやれるのも楽しいし。

香川:俺はただの巻き込み事故だよ。(笑

茂木:やっぱりこれが、なぁなぁではなくてリスペクトが生まれたら面白いし、今年はこれが1番面白いって思った。手強い3バンドを迎えて、なるほどなって一つでも多く思える山人音楽祭にしたいし、俺らが1番光らなきゃいけないけど、これでどうだってものを地元のお客さんに見て欲しい。
群馬の4バンドのライブで、胸張ってなるほどって言わせたいよね。
形にこだわり過ぎたところもあった山人音楽祭に違和感もあったけど、次に攻めてるっていう全然違う熱量もストリーもあるし、点で終わるフェスをもう一度信じられるものにしたい。つまり原点回帰って感じかな。

アマダ:僕らはここにいさせていただいてるのが凄いことだし、当時から憧れていたファン目線で見ていたものを俺らも作りたいって思っていました。だから、初期衝動を掻き立てる大きなものにしたい。
まずは、音楽に繋がるものでお客さんがそれぞれに発散できるライブにして、まじで先輩達に負けないつもりで行きます!
FOMAREのルーツは群馬にあって、今も現役でやってくれてる先輩達を感じて、その立ち位置に俺らもいけたら良いなって思ってます。

2021年12月4日 群馬県民に観てほしい音楽が生まれる

[最後に、今年の山人音楽祭はそれぞれにとってどんなフェスにしたいですか?]

茂木:群馬の奴らに見て欲しい、これに限るよ。

塩﨑:俺も特に群馬の人にぜひ観てもらいたいフェスだと思いました。
群馬バンドだけでやれるライブってみんな憧れてて、それがコロナ禍というイレギュラーな環境で、「上州事変」が本当にその名の通りになるのではないかと思うし、これを観ないで群馬の音楽シーンは語れないと思いますね。

アマダ:今回の山人音楽祭に出演できることは、本当に凄いことだと感じます。
俺たちの親世代の人たちもそう思ってくれるし、演者というより客観的に山人音楽祭を見てしまうけど。でも、ずっと繋がってるフェスというなかに若手も出てるってことや、FOMAREがいるってことも含めて、俺らが群馬のバンドとして若い人たちにもこういう繋がりやドラマがあったことを伝えられるライブをやりたいなと思ってます。

香川:ROUGEを知らない世代もお客さんでいるだろうし、恥ずかしいけど、みんなが言うように群馬の人が見るべきだよね。群馬って結構悪くないじゃん。
ムーブメントではなくて、群馬とか北関東とかではなくて、来る人はそれを思ってる人ばかりではないから、それでも良いんだよ。群馬の音楽の歴史は続いているから。

茂木:なぜバンドを群馬でやってるのか、なぜこのメンツが集まったのか、結果として今年、山人音楽祭をやれる事はどれほどの奇跡なのか。
俺たちは、とにかく群馬でやってきてよかった、間違ってなかったなという正解を作りたい。そういう事が人生であり、群馬でやって来たことが正解だと堂々と胸を張って言える1ページでありたい。
今年はこのメンツで悪くなる要素もないし、演者のそういう思いをお客さんにも共有してもらえたら嬉しいし、何も隠すことはないよ。
お客さんには、当日「これでどうだ!」っていうものを観てもらいたい。

山人音楽祭2021
~LOCAL×RHYTHM~

<開催日程>
2021年12月4日(土) 開場 16:30 / 開演 17:30
2021年12月5日(日) 開場 16:00 / 開演 17:00

<出演者>
[DAY1] G-FREAK FACTORY / FOMARE / LACCO TOWER / ROGUE
[DAY2] OAU / G-FREAK FACTORY / HAWAIIAN6 / MONOEYES

<会場> 
高崎芸術劇場 大劇場(群馬県高崎市栄町9−1)

<チケット代> 
指定席 各日 6,000円(税込)※通し券の販売はございません。<年齢制限>
3歳以上要チケット。3歳未満のお子様は1名まで保護者の膝上で鑑賞いただけます。3歳未満でもお席の必要な場合はチケットをお買い求め下さい。

<チケット一般発売>
発売中(チケットぴあ / イープラス / ローソンチケット)

<URL>
http://yamabito-ongakusai.com/2021/                                                            

<お問い合せ>
ディスクガレージ 050-5533-0888 (平日12:00~15:00)

<主催>
DISK GARAGE/BADASS/上毛新聞社

<企画・制作>
DISK GARAGE/BADASS

対談アーティスト情報

■G-FREAK FACTORY

OFFICIAL WEB SITE : https://g-freakfactory.com

■ROGUE

FINAL GBGB :http://gbgb2020.com

■LACCO TOWER

Major 6th Album 「青春」 2021.12.8 Release

LACCO TOWER LIVE TOUR 2022 「青春旅行」
全箇所ワンマンツアー:詳しくはオフィシャルHP

■FOMARE

OFFICIAL WEB SITE:https://fomare.com

■撮影協力:GOODY

ヨーロッパ古着を中心に世界中の古着(used&vintage)をセレクトしている高崎のアパレル店

GOODY
住所:〒370-0053 群馬県高崎市通町90−番 慈光ビル 1階-3
TEL:027-393-6226
OPEN 12:00 / CLOSE 18:00(毎週水曜定休)
URL:https://goody90.base.ec
Instagram:goody_usedandvintage

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