タレント活動を通じて知った群馬県の魅力『ジョナサン・シガー』

タレント活動で知らなかった群馬を見たとき、もっと好きになった。

ラジオ高崎「AIR PLACE」のパーソナリティとしてもお馴染みのジョナサン・シガーは、他テレビ番組やイベントでも活躍する群馬県出身のタレントだ。
上京し、芸能界へ進んだ彼には、「群馬県でテレビの仕事がしたい。」という気持ちが芽生えたという。

今回のGOOR*CULTUREでは、タレント ジョナサン・シガーに単独インタビューをお願いし、地元群馬への想いとこれまで、そしてこれからの芸能活動について語ってもらった。

取材・文 / 木戸口

(黒字:ジョナサン・シガー、青字:インタビュアー

はじめにラジオ高崎「AIR PLACE(エアプレイス)」について、どのような番組か教えていただけますか。

「AIR PLACE」という番組は、各曜日に様々な方が出ているので、各曜日に全然違った魅力があり、楽しんで頂けると思います。

「AIR PLACE」について、ジョナサンさんがパーソナリティとして出演する曜日の魅力や意識している点はありますか。

自分は映画やドラマが好きなので、そういったエンターテイメント性を意識して進行していますね。聴いている人に楽しんでもらえたら嬉しいです。

ジョナサンさんにとって、育った場所、仕事をする場としての群馬県はどのような場所ですか?

3歳から18歳まで高崎で生活をしていました。野球ばかりしていて行動範囲も狭かったし、それこそ修学旅行くらいでしか東京に行ったことがなかったんです。だから、群馬の良さっていうものがあまりよくわかっていませんでした。
その後、東京に出て外から見た群馬と、中から見ていた群馬が全然違って感じましたね。
そういったところから、群馬で仕事をしたいなという気持ちが芽生えました。だからそれに向けて頑張っていたんです。
ですから、群馬テレビの番組が決まった時は、ものすごく嬉しかったのを覚えてますね。『Girls’ Talk Trip ジョナサンと女子力UPの旅』っていう番組なんですけど、やっぱり思い入れがありますね。

番組で様々な群馬を見てきたジョナサンさんから、伝えたい群馬の魅力はありますか。

自然が豊かなところが好きです。温泉も有名じゃないですか。
群馬の温泉といえば、草津とか伊香保、水上だったりあるけど、僕のなかでは四万という地域、四万温泉が好き。
なぜかと言うと、温泉ももちろん好きだけど、四万湖の青・シマブルーって本当に綺麗だったんですよ。
その群馬テレビの番組ロケで初めて行ったのが四万だったんです。こんな綺麗な所があるんだって衝撃を受けましたね。
僕、群馬にいた頃は野球ばかりで観光とかも全く行った事がなくて、本当に群馬の狭い地域で暮らしていたんだなって感じました。初めて決まった群馬テレビの番組のロケで、群馬の魅力に気付かせてもらって、群馬がもっと好きになりましたね。

芸能界に入ったきっかけを教えてください。

僕は元々芸能界に興味はなくて、野球選手になりたかったんです。でも、ある時期になれないって思ったら、夢がなくなったんですね。なので、いったん大学に行ってやりたい事を見付けようと思って、埼玉の大学に行ったんです。
その時、僕の兄が東京でモデルの仕事をしていたんですが、兄にできるなら自分にもできるだろうと生活費を稼ぐために始めたんです。
そこから自動車メーカーの仕事が決まったりと忙しくなって、大学に通えなくなったので大学をやめて、そこからですね。

モデルからタレントに移ったきっかけはありますか。

モデル時代に知り合った元雑誌の編集長に、「ジョナサンって、テレビの仕事に興味ない?」って聞かれて、週5で一日5万もらえるって言われて、計算したら月100万だったんですよ。「うわ!めっちゃいい!」って思ってオーディション受けたんですよ。
で、受かって。
でも、蓋開けてみたら毎日じゃなくて週一出演、そして5万どころかおこずかいくらい。それでも、やってみようと思って出演していたら、ある日ディレクターに呼び出されて、怒られたんです。
当時、まだその『5時に夢中!』って番組をみている人も少なく、バイト感覚で出演していたんですね。それを周りも感じたんだと思います。

ディレクターに「中途半端にやっているんだったら、今すぐやめろ。」って言われて。僕は、なにも言い返せなかったんです。「この番組は、観ている人も少ないかもしれない。ギャラも安いかもしれない。でも、芸能界を目指す人はたくさんいて、お前の席を狙っている人はたくさんいるんだよ。だから、そいつら以上のやる気がないならやめろ。」って言われたんですよ。
その時に、自分は人が狙う・羨む立場、テレビの世界にいるって初めてわかったんですね。

特にテレビに興味があったわけではないけど、一回タレントの仕事に本気で向き合って勉強してみようって思いました。22歳くらいでしたね。そこから、タレントとして仕事のやりがいや楽しさがわかってきました。そこがきっかけですかね。

ジョナサンさんを見ているとプロ意識の高さを感じます。

僕は無茶振りされたり、いろいろなロケに行かされたりするんですけど、絶対的に決めている事は、何かをやって欲しいとか、お願いされた時にNGだけは出さないようにしようって決めているんですよね。やってダメなら、「すみません。」って謝るしかないけど、行く前から、「すみません。やりません。」って言うのだけはやめようって。
我慢してやるのは、きついけど、やり終わった後の達成感が半端ないんですよね。
それこそ、しっかりとやらなきゃ、「出来ません。」なんて言っていたら、僕の席を狙っている他の人たちに対して申し訳ないし、そんなこと言ってる場合じゃないって思って、今はどんな仕事も前のめりでやらせてもらってますね。

有名なエピソード「100日間ジョナサン(ファミレス)に通う」というのは、誰かにお願いされて始めたのでしょうか。

100日ジョナサンは完全に自分発信で始めました。
全然仕事がなかった時期に、マツコデラックスさんのスタイリストさんに「あんたせっかくファミレスのジョナサンとおんなじ名前なんだから、これを利用しない手はないよ。」と言われて、じゃあやってみようかって初めてみましたね。

1日一回、24時までにブログで報告するって決めていたので、本当に大変でした。
一回だけ、本当にスケジュール的にキツくて、お店についたのがギリギリで普通にメニューを注文したんじゃ間に合わないって思ったんです。

ただ、その店は入り口のすぐ近くにドリンクバーがあって、「これだ!」って。席つかずにドリンクバーのオレンジジュース飲んでる写真をすぐにブログにアップしてギリギリ間に合いました。
間に合ったことに満足しちゃって、一度も席につかずにオレンジジュース1杯だけ飲んで、お会計してお店を出たんです。

でも、帰り道でふと思ったのが、さっきの店員さんに「あの外国人のお客さんドリンクバーのシステム知らないんだ。」って思われていたらどうしようって、恥ずかしくなりましたね。そこから、そのジョナサンには行きづらいですね。(笑)

でも、ファミレスのジョナサン本社からお礼状が送られてきたり、見てくれている方たちから何かしらのリアクションがあったので、チャレンジして良かったと思いましたね。

最後に今後の展望を教えていただきたいです。

今、福岡の方で番組を二本やらせて頂いていて、本当にありがたい事だと思っています。ただ、やはり地元の群馬でもう一度テレビのお仕事ができたら、幸せだなって思い続けてます。

貴重なお話をありがとうございました!

ジョナサン・シガー (Jonathan Aaron Sieger)
1984年8月3日生まれ
出身地:群馬県(台湾生まれ)

オフィシャルページ一覧
 公式HP:http://asiapro.co.jp/profile/jonathan_siegar/
 Twitter:https://twitter.com/jonathansieger
 Instagram:https://www.instagram.com/jonathan.sieger/

主な出演番組
 TOKYO MX「5時に夢中!」
 RKB毎日放送「まちプリ」ジョナサンウォーカーコーナー
 TVQ九州放送「バークアップTV」
 ラジオ高崎「AIR PLACE」
この記事のURLとタイトルをコピーする